面白かった映画 1

 

最近見た映画の中で面白かったものを書いておく。本当に面白かった映画は、こんな記録に残さなくても、しっかりと記憶に刻まれるはずだが、まぁ、感想とコーヒーは熱いうちにということで。できればシリーズ化したい。

 

 

 

 

本題に入る前に、近況を少し書く。何かの間違いかと思ったが、今までの成績がそこそこに良かったらしく、院試の筆記試験が免除になった。まだ推薦で行けることが確定したわけではないが、俺の研究室は定員割れをしているので、おそらく大丈夫だろう。

 

 

 

 

大学の入校規制が厳しくなり、完全に学校に行けなくなった。家で益体もない日々を塗りつぶしている。

 

 

 

 

 

1、真実の行方


真実の行方 - 予告編

 

あらすじ(Wkipediaより)

 

シカゴのカトリック教会で大司教が惨殺され、大司教のもとで教会のミサの介添え役を行っている聖歌隊所属の19歳の青年アーロン(エドワード・ノートン)が容疑者として逮捕される。日頃からメディアで名を売り、金儲けのためならギャングの代理人も厭わない辣腕弁護士マーティン・ベイル(リチャード・ギア)は、世間の注目を集めるこの事件を聞き、アーロンの弁護を無償で買って出る。これに対し検察当局は、こちらも辣腕女性検事として名を馳せているジェーン・ベナブル(ローラ・リニー)を担当検事に任命し、第一級殺人の罪でアーロンを起訴、死刑の判決を得るよう指示する。ジェーンはマーティンの州検事局時代の部下であり、一時交際していたこともあった。

 

アーロンは血まみれで現場から逃走しており、大司教殺しが彼の犯行であることは動かしがたいように思われた。しかし、アーロンには殺害犯行時の記憶がなく、物乞いをしていたところを大司教に拾われ聖歌隊員として住居と食べ物を与えられた恩があり、殺すはずなどないと無実を訴える。マーティン弁護士はアーロンの喪失している記憶を探り出すため、精神分析医のモリーフランシス・マクドーマンド)に依頼する。はじめは無実であろうがなかろうが、裁判に勝ちさえすればいいと思っていたマーティン弁護士だったが、アーロンが非常に内気でおとなしい性格であり、動機も見当たらないことから、次第に真犯人は別にいると信じるようになる。マーティン弁護士は、大司教が主宰する投資グループに州検事ショーネシー(ジョン・マホーニー)をはじめとする市の上層部が多数関与しており、大司教が貧民層に同情して土地の再開発事業を中止した為に殺された可能性を立証しようとするが、州検事は露骨な圧力をかける。

 

 

一方、アーロンの聖歌隊仲間の不審な動きを追ったマーティン弁護士は、大司教がアーロンら聖歌隊員を使ってポルノビデオを撮影するというスキャンダルをつかむ。この性的虐待の復讐こそが大司教殺害の動機であると考えたマーティン弁護士に、真実を話すよう責められたアーロンは、気弱な態度から突如、攻撃的な性格に豹変、自らをロイと名乗り大司教を殺害したことを告白する。アーロンは幼児期からの虐待による二重人格障害者であり、追いつめられるような出来事があるとロイが出現するのだ。ロイであるときの記憶は喪失し、アーロンは殺人を犯したことを自覚していなかったのである。しかし、既に無罪を主張している裁判で、心神喪失を理由とする答弁への変更はできず、マーティン弁護士は苦悩する。

 

 

結局、アーロンは裁判での本人尋問中にロイに豹変してジェーン検事に襲い掛かり、その人格交代の現場を目撃した裁判所は騒然となる。裁判は審理無効となり中止、心神喪失を根拠に無罪となり、アーロンの身柄は病院に送致されて精神鑑定の上、ひと月で釈放されることに決定した。死刑台送りを免れたアーロンは、正義がなされたと安堵しているマーティン弁護士に、先ほどのジェーン検事への暴行に対するお詫びをことづける。ロイの人格であるときの出来事は何も覚えていないはずなのに、一体どういうことなのか。愕然とするマーティン弁護士にアーロンは真相を語り始める…。

 

 

 

 

感想

 

二重仕掛けのサスペンス。映画の中盤で、一つ目の展開がある。それは、はっきり言って大したものではなく、よほどサスペンス映画を見たことがない人は別だが、ある程度、映画を見ている人なら、さほど驚く展開ではない。「あぁ、よくある手だね」って感じ。

 

 

 

そこから終盤までは新たな展開はなく、淡々と物語は進んでいく。だが、「なんだ、これで終わりか」、と油断した、最後の最後に、二つ目の展開があって、そのまま物語は幕を閉じる。ほとんどの映画がそうだが、映画というのは、主人公に感情移入するように作られている。この映画も例外ではなく、物語の終盤で、主人公が仕事を終え、ホッと一息ついたときに、思わず見ている自分も達成感に浸ってしまう。そんな時に、最後のオチがやってきて、暖かな感慨は蹂躙されてしまう。良い映画というのは、深い余韻が残るので、得てして、エンドロールを最後まで見たくなるものだ。

 

 

 

少し古い映画なので、時代を感じる部分も多々あった。また、サスペンス映画なのに、少し安っぽい映し方をしている部分が多いところが気になったが、オチが良かったので、満足。

 

 

 

 

 

2、凶悪


映画『凶悪』特報

 

あらすじ(Wikipediaより)

 

スクープ雑誌「明潮24」に、東京拘置所に収監中の死刑囚・須藤から手紙が届く。記者の藤井は上司から須藤に面会して話を聞いて来るように命じられる。藤井が須藤から聞かされたのは、警察も知らない須藤の余罪、3件の殺人事件とその首謀者である「先生」と呼ばれる男・木村の存在だった。木村を追いつめたいので記事にして欲しいという須藤の告白に、当初は半信半疑だった藤井も、取材を進めるうちに須藤の告発に信憑性があることを知ると、取り憑かれたように取材に没頭して行く。

 

 

感想

オチなどはなく、単純に、役者さんの演技と、重たい雰囲気が好きだった。邦画は完全に洋画に負けていると思うが、こういった領域だけなら、対等に勝負できると思う。物語の中盤で行われる場面の転換がとても上手いなと思った。

 

 

 

 

3、ゴーン・ガール

 


映画『ゴーン・ガール』予告編

 

あらすじ

長かったので割愛。予告編を見ればだいたいわかる。要は突然失踪した妻の謎を解き明かしていく物語。

 

 

 

感想

監督は、セブンと同じ、デビッドフィンチャー。死ねくそ女と思った。正当なサスペンスというわけではないと思う。最後の最後に驚くべきオチがあるわけではなく、物語が進むにつれ徐々にゾワゾワしていく感じ。ラストはメメントに似ていた。納得できないことが繰り返されていくのに、どうすることもできない、無力感。理詰めで負ける感じ。

 

 

ケチをつけるとすれば、ちょっと長い。ラストは良かったけど、途中がかなりダラダラしている。もっと省けるだろと思った。

 

 

 

 

4、灼熱の魂

 

youtu.be

 

あらすじ

 

双子の兄弟が、母の遺言に書かれた、父と兄について調べていくにつれて、次第に衝撃的な事実が明らかになっていく。

 

 

 

感想

主題歌がレディオヘッドで、それがものすごくこの映画の雰囲気に合っていた。見ている途中は、このコマがどういう意味なのかよくわからないという現象が発生すると思うが、見終わった後に全てがわかるので、あまり気にせずに最後まで見て欲しい。1+1=1の意味がわかった時の、女の人の嗚咽が印象的だった。テーマもさることながら、全体を通して、暗い色調で、明確に理由や、意味が示されておらず、かなり大人向けの映画だと思う。それと、視点がコロコロ変わるので、ぼんやり見てたら、何が何だかわからなくなる。知名度は低いが、とても面白かった。吹き替えは見てないが、もし見てみたいという人がいるのなら、字幕で見ることを勧める。

 

 

 

 

アイデンティティ、セブン、メメントの壁は超えられなかった。

 



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