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研究で過去最大級の壁にぶつかり、ずっと心に岩がのしかかっているような、そんな一週間だった。壁を一つ超えたと思えば、また一つ壁が現れて、いつまでたっても目の前が晴れ渡ることはなかった。

 

ちょっと可愛いファミマの店員は釣銭をSM嬢の勢いで投げ出すし、メイド喫茶のお姉さんはメイドを辞めるらしいし、登場人物の女性たちはみんなして遠いところへ。ジョーカー男には何かインチメイトの感慨を抱いたが、映画と違い、結局、世の中が変わることはなかった。OK,OL.ダジャレよりもコンドーム。

 

気分転換になればと見た映画が、本当に胸糞が悪くて、余計に沈んでしまった。久しぶりに映画を見て打ちのめされた。「悪魔を見た」。見るなら本当に覚悟した方がいい。韓国映画はえげつない。フランスと並ぶ胸糞映画大国である。

 

良い映画をみて、インスピレーションが駆り立てられたのか、土日のかなりの時間、ギターを弾いていた。だが、灰皿が盛り上がっていくだけで、大したメロディは出来上がらず、それでもなんとなく無心になりたくて、ギターを弾き続けた。あぁ、セックスがしてぇ。

 

煩悩と芸術の甘美な世界にどっぷりと浸し、ゆっくりと休日を溶かしていると、核シェルターのように、無機質で閉塞していた頭の中に、少しだけ柔らかい風が吹いた。

 

耐え忍び誤魔化し続け11月。ため息しか出てこない。人生は長い。長すぎる。もう十分苦しんだ。生まれ変わったら、白い壁にしてくれ。