もぐら、さくら、まんこ

 

何日か前に、ギターの弦が切れてしまい、もうかれこれ一週間以上、想像性のかけらもない惰性的な日々を送っている。髪の毛は、三ヶ月切っていない、当たり前のようにボサボサだし、汚いし、街ゆく量産型マッシュたちを見かけては、「俺はあんな量産品にすらなれないのか」と思う。不良品というか、欠陥品というか、とにかく、俺には、何かが欠落している。その、"何か"の数が多過ぎて、もはや、俺という人間の価値が世の中から欠落している。帰り道、眠た過ぎて、自転車に乗って、電柱に激突した。月が見えなかった。世界が暗かった。

 

 

先週は、集中講義があり、一日中、おじいちゃんの話を聞いていた。触媒の講義だったようだが、もう途中から、話など何も聞いておらず、オンライン授業であることをいいことに、PCの下でちんこを触っていた。「SCR反応は、これは選択性が重要で〜。。。。」。その、おじいちゃんが大真面目に話せば話すほど、俺はなぜか勃起していった。23になったというのに、ガールフレンドもできたことなく、授業中に勃起して、、、、俺は勃起モグラだ。。。貝塚ボッキもぐらだ。「今日は、オフ会当日なんですげども、参加者は誰一人いませんでした」。「おい聞いてんのか引きこもり、キュ〜レ〜〜〜」。

 

 

週末は、某自動車会社のインターンがあった。バカみたいにやる気がある男や、変に気取って前髪ばかり触っている男など、気色の悪い男が多く、今までで一番不快だった。初めて就活で「なんだこいつら」と思ってしまった。けったくそ悪い気分に侵されて、終わった瞬間に、とんでもない勢いで、いやはや、火が起きるのではないかというくらいの勢いで擦りまくって、一発抜いた。すっきりしたが、強烈な倦怠感が体を包んだ。こんなに疲れたのは久しぶりだった。

 

 

最近、野菜を全くと言っていいほど食べていないせいか、屁が強烈な匂いになって来た。えげつない、鼻が曲がるような匂いである。しかも、連続で大量に出る。タバコの匂いと、屁の匂いで、部屋は地獄と化していた。なので、野菜摂取のために、カレーを作った。具材をレシピの二倍入れて、水を少なめにしたら、いい感じに仕上がった。さすが、ファミレスを二回首になっただけのことはある。そんじょそこらの芋マンこ、気色の悪い美容アカウントばかりフォローしているような芋マンこ、道端ではしゃぐ口の臭そうな女子高生芋マンこよりは、絶対に料理が上手い。自信をもて。俺は料理が上手い。ただ、屁が臭すぎる。なんでキャピキャピの女子高生って、あんなに口がくさそうに見えるのだろう。不思議だ。嗅ぎたい。

 

 

 

空気階段が面白かった。

 

 

 

今年も、さくらが綺麗だったなと、秋の風で春を思い出す。団地の、木々が揺れていた。小さな男の子が、笑顔でお母さんの顔を見上げていた。お母さんのケツから生まれてきたのに、みんなして、綺麗な顔をして、秋を嗜んでいる。俺は一人、汚い顔で、まんこのキツさに思いを馳せる。どうせ大したことないのかもしれない、本当に気持ちいいのかもしれない。だが、実際のところ、俺は現物を見たら、きっと、立つことすらできないのだと思う。はたまた、現物すら拝むことすらも。マンこのきつさに思いを馳せて、心がキュッと締め付けられた秋の夕暮れ。

 

 

 

夕暮れ遊具が揺れる夕日が綺麗な顔で照れる君を照らして僕はそれを目に焼き付ける。そんな一瞬を探してる。