本格的に寒くなってきた。鼻水がダラダラと垂れてくる。最悪の一週間を終え、何一つ満たされないまま、この時間を迎えた。転調した季節に、取り残された俺。570円の弁当と、トイレットペーパーの山。

 

 

 

どうしようもなく疲れたので、今日は、どうしても晩飯を作る気になれなかった。近所の弁当屋に寄り、570円のサービス弁当を購う。唐揚げと、生姜焼きと、ちくわ揚げ、副菜に卵焼きと、切り干し大根、紅の漬物を添えて。前払いで金を払ったのに、弁当を渡すときに、また金をせがまれた。このクソババァが!ぶち殺すぞ。冗談はそのだらしなく垂れて倦んだ乳だけにしとけ。揉むぞ糞アマが。

 

 

 

脳内でそのクソババアをさんざ、犯し倒しながら、「ありがとうございます」と言い残し、店をでる。豚小屋に帰り着くやいなや、手も洗わずに、その弁当を貪り食う。5分ほどで全て平らげ、容器をゴミ箱に投げ捨てる。換気扇の下の特等席に、ぐったりと座り込み、煙草の火をつける。そこで、ようやくの充足感。一週間が終わったという充足感が体を弛緩させた。